プレバト俳句!東大生鈴木光さんの全俳句解説付き+かわいい写真も

「プレバト!の俳句の才能査定ランキング」で鈴木光さんの俳句はキラキラしています。東大生で頭が良い上にフレッシュな感覚をもち、お顔も可愛らしく目もキラキラしていますね。

2020年2月27日放送「春光戦」の予選!

予選のお題は「カップ麺」

光ちゃんの句はこちら↓

新歓の部室 カップ麺の 匂いかすか

光ちゃんのコメント:季語のない「無季」の句。『新歓』を新たな季語にしたいと挑戦しました。

先生のコメント:「新歓」の無季は良い。が、添削は、想像の余白を残して「かすか」を取る。

↓直しは↓

『新歓の部室 カップ麺の匂い』

予選結果と評価は?

第3位で通過しました!

2019年10月10日放送「金秋戦」。

久しぶりに、光ちゃんが出演しますね。

名人6名 、特待生9名が挑む、秋の俳句タイトル「金秋戦」!フルメンバーで、楽しみです。光ちゃんは特待生なので、まだこの中だと中ぐらい。最近少し力を発揮できていないようなので、頑張って欲しいです。

番組の事前アンケートで

「前回 夏井先生に この程度できたらOKと妥協した俳句を作っていると思わせてしまったこと 本当に申し訳ありません。失敗を恐れるあまり 空に閉じこもっていた自分にきづかされました」

と答えたそうです。「ミスを恐れるあまり攻めの句が作れなくて」ともおっしゃっていました。

なんて、素晴らしい。頭良くてもちゃんと反省するなんて、、、ああよかった!光ちゃん、謙虚が大事よ!(頭いい人ほどね)この先が楽しみになりました!(by 管理人)

特待生予選のお題は「冷蔵庫」

光ちゃんの読んだ句は↓こちらです↓↓↓

本を閉じ 秋の灯しづか 制氷音

光ちゃんのコメント:秋の夜は長いので読書をする。本を読み終えて読書灯の下で余韻に浸っていると冷蔵庫の氷を作る音がして我に返る。

フルポン村上さんのコメント:すごくいい。「秋の灯」事態に静けさを持っているので「しづか」の3音でもうワンパンチ入れられたかも

夏井先生のコメント:製氷機の音に目をつけたのはいい。が、プレバトで認めると世の中で使いだしてしまう、正しいかどうかというのは横に置いておいて、「製氷音」という言葉は作者なりに努力したのは褒めたいと思う。

直しは・・・句は、詰め込みすぎ。本を閉じなくてもいっくになる。「しづか」をとって、

秋灯(しゅうとう)に 本閉づ 製氷音かすか

光ちゃんコメント:「かすか」という発想はなかったので、これからも勉強してうまくなるよう頑張ります。

予選結果は?

9人中5位で、上位3名には入れず予選通過ならずでした。

予選通過ならず、残念!でも、いままで「かわいい子」で「東大生」で優等生扱いだったのが、これからは平等に見られて、逆にのびのびできるようになったらいいなと思います。次は、ビリでもいいんじゃないかな。殻を破って!(by 母目線の管理人)

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プレバト出場6回目、2019年6月27日放送、判定は1ランク昇格で特待生3級に!

お題は「梅雨晴れ間の水たまり」

蹲のあめんぼ揺らす零雨かな

蹲の(つくばいの)

あめんぼ揺らす 

零雨(れいう)かな

↓(添削で)

蹲に

雨粒あめんぼを

揺らす

解説

夏井先生の解説:ポイントは、「蹲」「零雨」という難しい言葉が成功したか否か。

蹲(つくばい)とは手水(ちょうず)のこと。

蹲(つくばい)

零雨(れいう)とは静かに降る雨。さざ波があめんぼをゆらしているのがわかる。

ただ全体として優等生。「俳句はこの程度書いてりゃ先生OKっていう言うからいいかな」っていうのが少し見えた句と珍しく光ちゃんにも厳しい一言。

下五に自信がなかったと鈴木光がいったことを「正直に言えるのが見事」とほめ、「零雨」をあきらめた場合で手直し添削した句は・・・蹲のかなりアップの光景に。

そして、光ちゃんに「攻めてきてください」という言葉を夏井先生は送りました。

 

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プレバト出場5回目、2019年4月4日放送、予選第1位で決勝進出です!

春のタイトル戦「春光戦」です。光ちゃん春だから「春光戦」かしら。

お題は「春の鮮魚店」

昼網や 明石メバルの ピチカート

昼網や

明石メバルの

ピチカート

解説

鈴木光の説明:『明石の昼市を読んだ。朝釣り上げられた魚が昼市にずらっと並んで黒いメバルで有名なんですけど、それがまだ釣れたてだからしっぽがピチピチしている。その跳ね方が、釣バイオリンを指で弾く奏法と重なるなと思って作りました。

夏井先生の解説:これは様々な配慮をしている句なんです。このお嬢さんの管と言うのには驚きますね。まず頭、季語ではない名詞に「や」をつける。中7、下5フレーズのどこかに季語を入れる。これも公式の一つなんですね。読んだ時私は「昼網」という言葉がどこのどういうものかよく分からなかったです。昼に網をあげてるのかなというくらにに思っていましたが、明石という地名がここに入ってくると、「昼網」がどういうものなのかなというのを読み手が調べる為の1つのヒントをあえて入れてくれているワケです。私も調べてみました。あ、なるほどこういう市が立つんだとわかる。そして明石メバルという季語が出てきますね。ああ、ここの名産の一つでもあるんだなと、ちゃんとわかってきますね。最後、ピチカートという比喩が出て来た瞬間に、春の季語であるメバル、動き、新鮮さ、そういうものが比喩の中にスポーンと入っていく。しかも比喩だけど映像も見えてくると。ひとつ言わせてもらうと季語をカタカナで書くということに対して否定的な考え方をする先生も居ます。魚類図鑑みたいな感じになるから漢字で書きましょうと教える先生もいらっしゃいます。でも、漢字で書くと全体が重くなってしまうから、「ピチカート」が映えるようにあえて配慮でカタカナを選ばれたのではないか。そういう配慮も読み手に伝わって参りました。直しは要りません。

2019年4月4日「春光戦」の決勝は9人中、第5位でした。

春のタイトル戦「春光戦」の決勝です

お題は「コーヒー」

馬の仔の 立ちて十勝の 缶コーヒー

馬の仔の

立ちて十勝の

缶コーヒ

↓夏井先生の直しで

馬の仔の

立ちて未明のまたは獣医の)

缶コーヒ

 

解説

鈴木光の説明:酪農家の視点で一句作ったんですけど、仔馬の出産に立ち会う時の気持ちで書いていて、生まれて来たと、立つまでは容態とか気にしないと行けないんですけど、ようやく馬の子が立ってようやく安心して十勝の平野で缶コーヒーを飲める、という句です。

夏井先生の解説:(東国原の「良い句です。公式とか法則には限界があるんです。そこを超えて来れるかどうか」のコメントを受けて)今の指摘には興味深かったですね。俳句にはいろんな型があって、その型に言葉を当てはめて行くと、ある程度の句が成立する。一番失敗しにくいのは、自分の経験と言うのが一番強い。経験であることでオリジナリティとリアリティが一気に手に入るわけですからね。酪農の視点に立ったというところが少しだけ足りてない所かもしれないなと。でも、非常にうまく作れておりますよ。

まず、馬の仔が季語になります。見た瞬間に馬の仔が走っている所かなと一瞬思うんですが、「立ちて」で、あっ出産の場面だ、とそこはあっという間にわかるわけですね。そして最後缶コーヒーと出て来た所で、「飲む」とか書かなくったってやれやれという安堵の気持ちで飲んでいるというのがちゃんと伝わります。

悩みどころはこの地名なんです。「立ちて」までは出産の生々しいかなり近い場所で見ている感じがします。そこから「十勝」といきなりばーんと広がるワケですね。次の瞬間缶コーヒーでキューンと戻るわけです。ひょっとすると、この十勝というのは牧場の気分を添えたくて割と気軽に置いちゃったかなという気がします。予選のときの「明石」はちゃんと読みを誘導する働きをしていましたが、「十勝」は気分を作ろうとしてそこで損したかもしれない、私は思います。

そうなったときに、この3音をどう使うかという話になります。3音に泣いたという例です。こういう大きな地名では無く、もうちょと狭い場面でやることはいくらでも出来ます。例えば、馬の仔が立ったときの時間、『未明』とかどうですか?一晩かかって出産に立ち会った。人物でもできますよ。ここに『獣医』といれられる。こっちの方がより映像ではないですか?


東国原さんの反応について

東国原さんは、鈴木光さんをおだてす、予選でも決勝でも厳しい言葉をかけましたね。この番組の価値を落とさず、バラエティ番組だけど格調高くしてくれています。光さんは頭がいいから技巧ができちゃうんですね。でも、そのアドバイスに応えて、必ず光さんは上達するでしょう。光さんの1回目、2回目のあのキラキラした句を、また聞きたいです。(by管理人)

番外編、ミッツマングローブさんの「沈黙の春尽く角砂糖ひとつ」

一位のフルーツポンチ村上さんの句が素敵でした。
サイフォンに 潰れる炎 花の雨」
梅沢富美男さん曰く、村上さんは「その変にあるような(光景の)俳句よませたら日本一」。村上さんの句も、全部集めたくなりました。(by管理人)

 

 

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第1回~4回(2019年1月~3月)の鈴木光さん全俳句はこちら

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